【WordPress】Google Search Consoleで動画関連の問題が検出された時の対処法

Google Search Consoleで動画関連の問題が検出された時の対処法

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WordPressなどでWebサイトを運営しているとGoogle Search Consoleが動画関連の問題が検出されましたとメールが届く場合があります。

YouTubeの動画をブログなどに埋め込んでいる場合に、項目「thumbnailUrl」がありません・項目「name」がありません・項目「uploadDate」がありませんといった内容です。
動画関連の問題には他にもありますが、今回はこの3つの問題をWordPressのプラグイン「Advanced Responsive Video Embedder」を使って解決する方法を紹介します。

WordPress 5.0以降のブロックエディタで「Advanced Responsive Video Embedder」を使って解決する方法はあまり紹介されていませんので困っている人は参考にして下さい。

Google Search Consoleの動画関連の問題は放置しても問題ない?

Google Search Consoleから問題が検出されたとメールが届くと焦ってしまいますが、どうしていいか分からないことがありませんか?

YouTubeの動画をブログ記事などに埋め込んだ時に表示されることが多いですが、問題が検出されてもブログ記事はSEOの構造的に大きな問題にはならないとも言われています。
しかし、動画の指摘された問題を解決することで検索上位に表示された事例もあるようなのでアクセス数を伸ばしたいアフィリエイトをおこなっている人などは試してみる価値はあるでしょう。

WordPressの動画関連ブロック

さて、WordPressのブロックには標準で「YouTube」ブロックがあります。しかし、モバイルで表示した時に動画の画面が切れて正しく表示されない事がありまりますので、ARVE(Advanced Responsive Video Embedder)プラグインをインストールして利用することをお勧めします(詳しくは後ほど)。

YouTubeのリンクでは問題が指摘されない

Google Search Consoleで、thumbnailUrl・name・uploadDateの項目がありませんと指摘されるのは動画を埋め込みした場合です。YouTubeの動画を単純に文字や画像のリンク先とした場合は対象になりません。
この違いも併せて理解しておくとよいでしょう。

次に具体的な動画の問題を解決していきましょう。

Google Search Consoleの問題を把握

Google Search Consoleの動画の問題を把握

Google Search Consoleの 拡張>動画の画面をみるとアイテムが無効な理由を見ることができます。
項目「thumbnailUrl」がありません・項目「name」がありません・項目「uploadDate」がありません。
https://diji-terrace.com/に3つのページの動画に問題があることがわかります。
ここで 項目「thumbnailUrl」がありません(name・uploadDateどれでも構いません)をクリックします。

動画の問題のあるページのURL一覧が表示さます。
今回はこの中の [https://diji-terrace.com/kibo700] を修正してみます。

ARVE(Advanced Responsive Video Embedder)のインストール

ARVE(Advanced Responsive Video Embedder)プラグインのインストール

WordPressのダッシュボード>プラグイン>新規追加をクリックして、キーワードにARVEと入力するとAdvanced Responsive Video Embedderが表示されるので「今すぐインストール」して有効にします。

ARVE(Advanced Responsive Video Embedder)は、レスポンシブ対応でYouTubeをはじめ多くの動画コンテンツを埋め込むことができるプラグインです。
今回のGoogle Search Consoleの問題解決以外にも動画の様々な設定をおこなうことができます。

ARVE(Advanced Responsive Video Embedder)の設定

YouTubeの画面

YouTube動画を埋め込みたい場所にVideo Emved(ARVE)ブロックを挿入して、ブロックの設定をしていきます。
YouTube動画とARVEブロックの設定は図の同じ番号を参照してい下さい。

ARVEブロックの設定
  1. VIDEO URL(ビデオURL) YouTubeのURLを貼り付けます。
  2. TITLE(タイトル) 動画のタイトルを貼り付けます
  3. DESCRIPTION(動画の説明文) 動画の説明文を貼り付けます
  4. UPLOAD DATE(動画を投稿した日) 日付をそのまま貼り付けます。
  5. Set Thumbnail(動画のサムネイル) ブロックの設定をクリックするとWordPressのメディア>ライブラリの画面が表示されますが操作手順は次の項目で紹介します。
  6. PARAMETERS(パラメーター) プログラム用語で引数となりますが、この場合は①のVIDEO URLの代わりになるものとなります。共有をクリックして表示されたURLを貼り付けます。

Thumbnail(サムネイル)の設定

YouTubeの最初の画面(サムネイル)の画像を指定することを意味します。YouTubeのサムネイル画像のURLを直接指定する方法は難易度が高くなりますので、次の2つのどちらかで対応します。

  1. 該当のYouTubeで使ったサムネイル画像が手元にあれば、WordPressのメディアにアップロードして設定する方法。
    もっとも簡単な方法です。
  2. YouTubeサムネイルURL取得できるWebサイトを利用する。
    手元にサムネイル画像が無い場合は、YouTubeのサムネイル画像のURLを調べてパソコンにダウンロードしてから、WordPressのメディアにアップロードして設定する方法。
YouTubeサムネイルURL取得できるWebサイト
出典:ちょっと便利なツール・ジェネレーター置き場

https://html-css-javascript.com/youtube-thumb/

「動画のURLを貼り付けて下さい」にYouTubeのURLを貼り付けるとYouTubeサムネイル画像が取得できます。
画像サイズがいくつか表示されますが、120×90のデフォルトでもかまいません。
表示されたURLをWebブラウザーに貼り付けてサムネイルの画像を表示します。

名前を付けて画像を保存

表示された画像の上で右クリックして「名前を付けて画像を保存」でパソコンにダウンロードします。
パソコンにダウンロードした画像をWordPressにアップロードしてサムネイルとして設定します。

以上で6項目のARVE(Advanced Responsive Video Embedder)の設定が完成しました。
次に正しく設定ができているか、Google Search Consoleで確認してみます。

Google Search Console 動画設定の確認

Google Search Consoleの動画設定の確認

Google Search Consoleの 拡張>動画の画面に戻り、該当のURLを選択すると「URLを検査」するアイコンが表示されますので、クリックして画面右上の「公開URLをテスト」をクリックします。

「公開URLをテスト」の結果

テストが終了すると上図のような結果が表示されます。
ただし、「公開URLをテスト」は1日に利用できる回数に制限があるようなので注意して下さい。

「公開URLをテスト」が終了したらGoogle Search Consoleの 拡張>動画の画面に戻ってみます。まだGoogle Search Consoleに修正の報告をおこなっていないので問題は解消されていない状態に表示されます。
すべての動画で正しい設定ができたら、Google Search Consoleに修正の報告をおこないましょう。

最後に

GoogleアナリティクスもGA4に完全移行したことで、動画の問題を解消する意味は以前より高まってきていると思います。少し面倒な作業ですが、気になっている人は参考にして下さい。

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