Clipchampマイクロソフト純正動画編集ソフトのメリットとデメリット

マイクロソフト純正動画編集ソフトClipchamp

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マイクロソフトにはWindowsムービーメーカーという初心者にも評判の動画編集ソフトがありました。
しかし、Windows10になりUWPアプリのフォトに簡単な動画編集がありましたが、動画編集ソフトとしては最低限の機能しかなくあまり利用もされませんでした。

マイクロソフト純正動画編集ソフトとして登場したClipchamp(クリップチャンプ)は、ムービーメーカーに替わる動画編集ソフトとして期待が大きいですが、メリットとデメリットも併せて紹介してみます。

Clipchampとは

最初にサンプル用に作成した動画をご覧下さい。
短い動画ですが、できるだけClipchampの機能を盛り込んでみました。

Clipchamp(クリップチャンプ)は、2021年9月にマイクロソフトが買収したオーストラリアの動画編集ソフトです。
Web上で動画編集ができるオンラインツールですが「Microsoft store」から「プログレッシブ Web アプリ」(PWA)としてパソコンにインストールして利用することもできます。

Clipchamp(クリップチャンプ)の無料版では、ビデオのエクスポート(書き出し)が480pxに制限されていましたが、現在は1080pxのHD規格での書き出しも可能になりました。
また、編集画面なども日本語表示ができようになり動画編集画面も扱い易くなりました。

Clipchampへのログイン

Clipchampログイン画面
出典:Clipchampのログイン画面

オンライン版(Google Chrome)を例に紹介していきます。PWA版も多少画面レイアウトが違うところがありますが、内容は一緒です。

ログイン方法にはいくつか種類がありますが、WindowsユーザーはMicrosoftアカウントでサインアップするのがいいのではないかと思います。

Clipchampのホーム画面
出典:Clipchampのホーム画面

ログインするとClipchampのホーム画面になります。
ここには、作成した動画の一覧が表示やClipchampの特徴である豊富なデザインされたテンプレートからの動画作成や新しく動画を作成することができます。

※ブランドキットは有料プランの機能で、ロゴ・フォント・カラーを登録しておくで、毎回統一感のある動画を作成することができます。


※テンプレートの一覧がジャンル別に並んでいますが、ここからはテンプレートが表示されないようなので「テンプレートを検索」からジャンルを選択する必要があります。
SNS用の動画を作成する場合には、予めここでテンプレートを選択して動画編集すると便利でしょう。また、テンプレートは動画編集画面からも選択することができます。

動画編集画面

Clipchamp動画編集画面
出典:Clipchamp動画編集画面

動画編集画面の各機能の役割を紹介します。
  左側の機能上から

  1. ホーム画面へ戻る
  2. オリジナルの動画・オーディオ・画像を読込む場合に使います。
  3. メディア 動画編集で利用している素材の一覧を表示、動画編集の⑬タイムラインに追加する場合に使います。
  4. 動画と作成 Clipchampの特徴の1つが集約されています。
    ・パソコンの画面録画やWebカメラなどでの録画。
    ・音声変換ではテキストで入力した内容を男性または女性の音声に変換して動画のナレーションが作成できます。
  5. テンプレート 分類された項目では検索されないようなので「全てのテンプレート」からデザインされたテンプレートを探すことになります。
  6. 音楽とサウンドエフェクト 用意された音楽素材を利用することができます。
  7. ストック動画 用意刺された動画素材を利用することができます。
  8. ストック画像 用意された画像素材を利用することができます。
  9. テキスト 動画にテキストを入力することができます。あらかじめ決まったパターンから動きのあるテキストも利用できますが、カスタマイズには制限があります。
    欧文書体については変更が可能ですが、和文書体は現在1種類しか使うことができません。
  10. グラフィック 背景素材にオーバーレイ(動画の特殊効果)、GIPHY・ステッカーはLineのスタンプみたいなイメージと思ったらいいでしょう。
  11. トランジション 動画と動画のクリップ間をスムーズに切り替える効果です。

    画面中央メイン画面
  12. プレビューウィンドウ 編集した動画をプレビューすることができます。
  13. タイムラインウィンドウ 各種メディアをタイムラインに並べて動画編集をしていきます。
    動画編集の細かい設定もおこなうことができます。

    画面上部
  14. 動画の名前 動画の名前を編集したり動画のコピーなどができます。
  15. エクスポート 編集した動画をビデオに出力することができます。
    あらかじめ登録しておくことで、YouTubeやFacebookに直接出力することもできます。

Clipchamp無料版のメリット

直感的でシンプルな操作性の動画編集が可能で、初心者にも扱い易くなっています。
動画編集の機能では基本的なことがほとんどできることも好感がもてます。
マイクロソフトの傘下になってから、機能の強化と日本語対応も進んでいますので今後にも期待がもてます。

気に入ったテンプレートがあれば、オリジナルの素材と入れ替えてカッコイイ動画も簡単に作成できます。
SNS用のテンプレートを利用することで、最適な画像サイズで動画が作成できのもメリットでしょう。

Clipchamp音声変換機能
出典:Clipchamp

録画と作成にある「音声変換」はClipchampのオリジナル機能で、テキストからナレーションが作成できる注目の機能です。また、画面の録画やWebカメラとの連携が簡単にできるのも便利です。

Clipchamp無料版のデメリット

テキストで使える和文書体が1種類しかありません。またテキストのカスタマイズに関しては決められたパターンの範囲に限られますが、今後の改善に期待しましょう。
有料プランでは使えるが、無料版では音楽・動画・画像で使える種類が限られてしまうのは少し残念です。

オリジナル動画などのメディアの読込みに意外と時間がかかります。またエテクスポートもオンライン動画編集ソフトではありますが、使用しているパソコンの性能に左右されるようです。
動画編集はオンライン動画編集となりますが、メディアやエクスポートはローカルのパソコンに左右される特殊な環境になっているようです。
性能の低いパソコンでは長時間の動画編集には適さないでしょう。

不満はありますが無料で動画初心者が動画編集するにはいいのではないでしょうか。

Clipchampの有料プラン

Clipchampの料金
出典:Clipchampの料金

Creatorの有料プランの場合は月毎に1,374円で・・1年一括払いで30%OFFになります。


Essentialプランでは無制限のオーディオストックと無制限のクラウドストレージが追加されます。
無制限のクラウドストレージが利用できるので、同じIDでログインすると会社で動画編集した続きを自宅でおこなうことなども可能になります。

※2022年10月に料金プランなど一部内容の改定がありました。

比較その他の有料動画ソフト

有料プランで動画編集ソフトを利用するならば他にも選択肢があります。
オンライン動画編集では「WE VIDEO」が有名です。無料期間は1か月で制限もありますので、基本的に有料プラン(月$10)に入る必要があります。日本語に対応していませが、WE VIDEOは完全オンライン動画編集ソフトなので、低性能なパソコンでも快適に操作することが出来ます。

デスクトップ版の初心者向け動画編集ソフトでは「Wondershare Filmora」がお勧めです。永久ライセンスならキャンペーンを利用して安く購入することも可能です。
価格と機能がバランスがとれている動画編集ソフトの1つです。

Clipchampで動画編集の楽しさを体験して、もっと本格的に動画編集をおこなってみたくなったら有料動画ソフトも考えてみたら良いでしょう。

最後に

サンプルの動画をYouTubeにアップした時に、Clipchampの音楽が「著作権の申し立て」の対象になりました。
動画編集ソフトが提供する素材では「著作権の申し立て」に該当しないと思われますが、フリーの動画や音楽などを利用する時には著作権に注意しましょう。

動画編集講座

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