【2025春】Snapdragon搭載CPUのCopilot+ PC は学生にお勧めですか?

【2025春】Snapdragon搭載CPUのCopilot+ PC は学生にお勧めですか?

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家電量販店などに行くと春の新入学に向けて、Snapdragon(スナップドラゴン)搭載CPUのCopilot+ PCがお勧めのパソコンとして展示されています。
マイクロソフトもSurfaceシリーズのラップトップPCでSnapdragon搭載CPUの機種を多くラインナップしています。
従来のIntel(インテル)やAMDを搭載したCPUとの違い、Snapdragonのメリットとデメリットについてパソコン初心者の購入に参考になるように紹介してみます。

Snapdragon(スナップドラゴン)とは

Snapdragonとは米国のQualcomm(クアルコム)社が開発したCPUで、スマートフォンやタブレットなどのモバイル系のCPUとして2007年から広く使われていました。
現在パソコンに搭載されているSnapdragonは、スマートフォンなどに使われていた技術の特長を引き継いでいます。

  • 消費電力が低く・発熱も少ないくバッテリー駆動の時間が非常に長い
  • 少ない待機電力でインターネットに常時接続が可能で起動も早い

さらにグラフィック性能も高く、人工知能(Ai)処理に特化した演算性性能(NPU)がCPUに組み込まれています。
2024年登場した「Snapdragon X Elite」ではNPU 45TOPS という性能を発揮して、Snapdragon搭載CPUのパソコンが初めてマイクロソフトのCopilot+ PC として認定されました。

ARM版とx64版のCPU

x64(64ビット)・x86(32ビット)

現在では32ビットのパソコンは見かけなくなり、64ビットのx64だけになりましたが、ソフトウェアやアプリには32ビットで動作するものも存在しています。
長年パソコンの主役をになってきたIntelAMDのCPUは、高性能なパソコンパワーを発揮するために消費電力が高く、発熱量も高い(バッテリー駆動時間が短い)CPUを求めて開発競争がおこなわれてきました。

ソフトウェアとの互換性が高く、パソコン性能も優れていてしてOfficeなどのビジネス系アプリだけでなくゲームや動画編集・3D、Adobeのデザイン系アプリなど幅広く使えるパソコンのCPUとして活躍していいます。

ARM

x64と異なるARM命令セットに基づくアーキテクチャーでSnapdragonのCPUはこの仲間になります。
ARM版CPUはAndroidスマートフォンやタブレットにも幅広く利用されおり、Apple社のM4 MacなどAppleシリコンシリーズもARM版CPUです。

Microsoft Surface
出典:Microsoft 公式販売Webサイト

最近のMacは高性能と日本では人気がありますが、WindowsでもARM版CPUを搭載した高性能なSnapdragonパソコンは普及していくかもしれません。
マイクロソフト公式販売Webサイトはこちら

Snapdragon搭載CPUのデメリット

いいこと尽くしのように思いますが、新しいタイプのCPUなのでデメリットもあります。
その1つがx64版のWindows11では動作しないので、ARM専用のWindows11が必要になります。
マイクロソフトはSnapdragonをSurfaceシリーズに搭載して推進しているので、マイクロソフトのOfficeアプリやAdobeのPhotoshopなどはARM版CPUにネイティブに対応していますが、まだ多くのソフトウェアやアプリが未対応で一部プリンターが動かないなど事例も報告されています。

最新のARM版Windows11では、x86・x64のアプリを動作させるエニュミレータPrism機能が強化されました。
ただ、エニュミレータで動作させると本来の性能より70~80%しか発揮することができなく、一部の機能が使えないなどまだ課題があります。
これらの問題は時間が解決してくれますが、まだ業務でつかうビジネス系ソフトウェアやアプリの対応は遅れているのが現実です。

また、ARM搭載CPUが普及してくれば解決するかもしれませんが、価格もIntelやAMDのノートパソコンより高めで中心価格帯が20万円以上となっています。

Copilot+ PCとは

Copilot+ PCとAI PCの定義

Copilot+ PCとはマイクロソフトが2024年5月に定めた人工知能(AI)搭載パソコンで、基準を満たしたマイクロソフトが認定したパソコンとなります。

AI PCとは、Copilot対応でCopilotキーがあるパソコンで、人工知能(AI)処理に特化した演算性性能(NPU)を搭載したパソコンになります。
Copilot+ PCとは、AI PC規定にプラスして、メモリー16GB(DDR5)以上・ストレージ256GB以上・NUP性能40TOPS以上でマイクロソフト認定したパソコンになります。

Copilot+ PCは、最初はSnapdragon X シリーズだけでしたが、2024年後半にはIntelのCore Ultra 200VシリーズやAMD Ryzen AI 300シリーズのCPUがCopirot+PCの条件を満たしています。

まとめ

Snapdragon搭載CPUはデメリットも考慮して購入することをお勧めします。

人工知能(AI)は数か月単位で進歩してます、1年後にはどのような環境に変化しているか想像もできません。
2025年は新しい時代の始まりを予感しますが、パソコン選びは学生に最適というキャッチコピーだけでなく、使用目的などを考えて購入を検討しましょう。

市民パソコン教室長野校ではパソコン購入相談と初期設定のサポートをおこなっています。
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