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画像のサイズが決まっている場合など、指定のサイズ(ピクセル)に仕上げようとして戸惑ったことはありませんか?
今回はPhotoScape Xを使って画像サイズの変更と切り抜き(トレミング)を組み合わせておこなう方法を記載します。
コツが分かれば、他のアプリでも同じようにできますので試してみて下さい。
今回は簡単便利な画像編集アプリの「PhotoScape X」無料版をインストールして使ってみます。
Windowsでは「Microsoft Store」からインストールすることができます。
- 「Microsoft Store」をクリックします。
- 「Microsoft Store」内で「PhotoScape X」と検索します。
PhotoScape XとPhotoScape X Proなどの候補が表示されます。 - 今回は無料版のPhotoScape Xを選択してインストールします。
※MacOSではMac App Storeからインストールすることができます。
「PhotoScape X」アプリを起動する時に1回目のアプリ起動時だけ長い時間がかかる場合があります。何度もクリックすると「PhotoScape X」が複数起動してしまいますので、しばらく待ちましょう。
2回目からはそれほど待たずにアプリが起動します。
今回は画像を指定サイズに仕上げる方法に関する機能を中心に記載していきますので、PhotoScape Xの中から主な機能のみを紹介していきます。
PhotoScape Xの左上のメニューについてですが、これらのメニューはそれぞれ独立しているので、例えば「写真編集」で画像を加工してから引き続き「カットアウト」で背景を切抜きをおこなうことができません。
一度「写真編集」が終わったら保存してから、改めて「カットアウト」で背景を切り抜くなどの作業をおこなう必要があり、その点は他のアプリと少し性格の異なる構成となっています。
主なメニューの説明
- PhotoScape Xアイコン チュートリアルとなっており、PhotoScape Xの機能をイメージや動画で紹介しています。
- 写真ビュアー 指定したフォルダーの画像や動画・音声ファイルを確認することができます。画像のスライドショーやEXIF情報(撮影情報)なども見ることができます。
- 写真編集 写真の補正や加工など豊富な機能あり、初心者にもワンクリックでできる機能も多数あります。
- カットアウト 画像の背景を切り抜くことができるツールが揃っていますが、難易度はやや高めです。
- コラージュ 複数の画像を組み合わせて1枚にすることができます。
※Proと表示のある機能は有料のPhotoScape X Proでないと使えない機能です。
画像の表示方法
写真編集したい画像を表示する方法はいくかありますが、PhotoScape Xでもっとも一般的な方法は以下の通りです。
㋐パソコン内のフォルダーが左上に表示され、ここから画像編集したい画像の入っているフォルダーを選択します。
㋑ 選択したフォルダー内にある画像の一覧が表示されます。
表示したい画像を画面中央へドラック&ドロップすると画像が表示されます。
画像を指定サイズサイズに仕上げる目的はさまざまですが、ここではホームページの作成・通販サイトの商品画像やSNSへなどを想定します。画像の単位はピクセル(Px)とします。
例として目標とする画像サイズは、Yahoo! Storeへ掲載する商品写真推奨サイズ
ヨコ(幅)900ピクセル・タテ(高さ)900ピクセルとします。
使用するサンプル画像の確認
PhotoScape Xでは「写真編集」メニューの中「編集」が選択(青く表示)されていることを確認して下さい。
現在の画像サイズは画像の下に ヨコ(幅)1920ピクセル × タテ(高さ)1280ピクセルと表示されています。
1回目の切り抜き
- 切り抜きを選択します
- 切り抜きの中からカスタムを選択します。
- 画像の左右ヨコ(幅)の画像サイズは最大のままにして上下タテ(高さ)の画像の不要な部分を切り抜きます。
この時にタテ(高さ)の画像サイズが今回の目標900ピクセルより小さくならないように注意して下さい。 - メインにしたい対象が中央になるように調整したら「切り抜き」を選択して1回目の切抜きを確定します。
※タテ(高さ)の画像を切り抜きしないで全て使いたい場合、この作業は不要です。
タテ(高さ)の画像サイズを変更
- サイズ変更を選択します。
- 画像の単位が「ピクセル」になっていることを確認して高さを900と入力します。
- 「適用」を選択して確定します。
タテ(高さ)の画像サイズが900ピクセルになり、ヨコ(幅)は「縦横比を固定」にチェックが入っているとタテの画像サイズに合わせて1629ピクセルに縮小されます。
2回目の切り抜き(完成)
ヨコ(幅)を900ピクセルにして指定の画像サイズに仕上げます。
- 切り抜きの一覧から「カスタム」を選択します。
- 「比率」にチェックが入ったダイアログボックスが表示されますので「サイズ」にチェックを付けて幅と高さをそれぞれ900(ピクセル)とします。
- OKを選択します。
- タテ(高さ)900ピクセル ヨコ(幅)900ピクセルのグリッドが画像に表示されるので、切り抜きたい位置にグリッドを参考に決定します。
- 「切り抜き」を選択して確定します。
以上でタテ(高さ)900ピクセル ヨコ(幅)900ピクセルの画像に仕上がりました。
- 画面右下の「保存」を選択します。
- 保存のダイアログボックスが表示されるますので「別名で保存」をクリックします。
- 保存場所と新しいファイル名を入力して、保存するファイル形式を選択します。
ホームページやSNSなどインターネット上で使用する画像ファイル名は半角小文字英数字と一部の記号(_や-など)のみを使いましょう。それ以外の文字は文字化けなど不具合が起こることがあります。
「プロジェクトを保存」は、PhotoScape Xのオリジナルのファイル形式(拡張子はPSXPRJ)で保存されます。編集作業の状態で保存できるので再編集が可能です。
画像のファイル形式の選択肢としてはJPEGとPNGがあります。
JPEGは画像ファイルの容量を圧縮することができますが、背景が透明な画像には対応していません。
PNGもJPEGファイルほどではありませんが容量を圧縮することができます。また背景が透明な画像にも対応しているので、背景を切り抜いた画像では必ずPNGを選択しましょう。
PhotoScape Xアプリは無料版でも多くの機能が利用できますが、全ての機能を使いたい場合にはProを購入しましょう。
2022年10月現在の料金は4,650円です。
最近はCanvaやAdobe Photoshop Expressなど無料で利用できる人気の画像編集Webアプリがありますが、有料版はサブスクリプションタイプで毎月の支払いが負担になる場合もあります。
PhotoScape Xは1回の支払いだけでPro版が利用できでるので、長く使う場合にはお得になります。
PhotoScape Xは無料版でも通常の画像編集は不満なく使うことができるので、プロ並みの画像編集まで求めないのであればお勧めのアプリといえるでしょう。
市民パソコン教室長野校では、PhotoScape Xの講習もおこなっております。知りたい内容に合わせて2時間~4時間程度で学習できますので、お気軽にお問合せ下さい。