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Windows11の23H2大型バージョンアップと時期を同じくして「フォト」アプリに新機能が追加されました。
Windowsの定番お絵描きアプリ「ペイント」にもレイヤ機能や背景削除機能が追加されましたが、「フォト」アプリの背景削除機能は上位バージョンのような印象で、更にはAIスポット修正機能も追加されました。
今回は「フォト」アプリの新機能を中心に紹介します。
「フォト」アプリを起動するとパソコン内にある写真や動画に加えて、外部デバイス・MicrosoftのクラウドサービスであるOneDriveにある写真や動画を閲覧して一括管理することができます。
ここに新たにクラウド上のiCloudの写真や動画も閲覧管理できるようになりました。
iCloudはアップル社のクラウドサービスで、特に日本の利用者が多いiPhoneユーザーやパソコンのMacユーザーの写真や動画もWindows11の「フォト」アプリで一括管理できるようになりました。
iCloudを連携させるには、Windows用iCloudアプリのインストールが必要です。
アプリをインストールしたら、Apple IDを使ってログインすることでiCloudと連携することができます。
写真や動画をクリックして画像編集などをすることができます。
写真を1点選択すると画面上部のアイコンが切り替わりますので「編集」、または写真の上で右クリック「編集」から写真の編集画面に切り替わります。
複数の写真を選択すると編集アイコンが表示されませんので注意して下さい。
2022年に新しくなった「フォト」アプリでは動画編集機能が無くなりましたが、動画編集機能は「ビデオの作成」でMicrosoftのClipchamp(クリップチャンプ)と連携されていることで、動画編集も可能になっています。
フォト レガシーについては関連記事をご覧下さい
画面上部のアイコンには①~④に従来のアイコンが並んでいます。
- トレミング 画像の切り抜き
- 調整 画像の明るさや色合いを手動で調整
- フィルター 自動調整やフィルターでの簡単調整
- マークアップ ペンツールで写真に直接書き込みできる
スポット修正機能では、サンプル写真のように女性のホクロをクリックするとAIが周りの画像を判断して自然にホクロを消して修正してくれます。
とても簡単に高精度に修正してくれます。
背景削除機能では、背景をぼかす・削除・置換の3つ種類から選ぶことができます
- ぼかし 背景のぼかし強度を選ぶことができます。
- 削除 背景を削除して透明にすることができます。
- 置換 削除した背景に色を塗ることができます。
置換では、単色の色だけでなくグラデーションや他の背景画像の読み込みが可能ならもっと利用範囲が広がる点が少し残念なところです。
背景ブラシツール
AIは高機能できれいに対象物と背景を選択してくれますが、この写真のように白のシャツと背景の白い壁が正しく認識してくれません。
このような場合に、背景ブラシツールを使って人物と壁の境を修正することができます。
この機能は「ペイント」アプリの背景削除機能にはない機能です。
背景ブラシツールをマウス操作で修正するのは慣れないと難しいですが、写真を拡大してギリギリにブラシで境界線辺りをなぞるよりは、自然に背景部分を増やすように領域を追加するようにおこなうと上手くできます。
また、背景ブラシツールは「適用」する他に「背景のリセット」で最初の状態に戻せますので安心して作業しましょう。
写真の背景を削除した場合は、背景を透明のまま保存できるPNG形式を選びましょう。
「フォト」アプリには写真や動画の閲覧一括管理と画像の編集機能と大きく分けて2つの役割があります。
2つの役割を上手に使い分けてパソコン内だけでなく、クラウド上のOneDriveやiCloudになる写真や動画を有効活用して下さい。
市民パソコン教室長野校では、フォトやペイント・ペイント3DなどのWindowsの標準アプリについても学習することができます。
詳しくはこちらまでお気軽にお問い合せ下さい。