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Microsoft Excel(エクセル)で、会員名簿や社員名簿など名前を入力することはありませんか?
名前から[ふりがな]を自動で生成するPHONETIC(フォネティック)関数を利用することで、[ふりがな]を再度入力することなく作業を効率化することができます。
ここではPHONETIC関数の使い方と思った生成ができな時の対処法をご紹介します。
図版の例では C4のセルにB4の名前のセルの[ふりがな]を自動生成します。
=PHONETIC(参照セル)
1、直接入力
C4セルに関数名を直接入力すると関数の候補が表示されるのでPHONETIC関数を選択して式を完成します。
2、関数の検索
また、C4のセルを選択してから[ホーム]タブの編集グループにある、① [オートSUM]を展開した ② [その他の関数]から関数の挿入にある ③ [関数の検索]に[ふりがな]と入力して ④ 検索開始すると、PHONETIC関数が表示されるのでPHONETIC関数を選択して式を完成します。
C4のセルにPHONETIC関数式が設定できましたら、オートフィル機能を使ってC15セルまで式をコピーします。
オートフィル機能を使うには、C4セルを選択した状態でセルの右下にカーソルを移動するとカーソルの形が+(フィルハンドル)に変わりますので、そのままC15セルまでドラッグします。
C4のPHONETIC関数式は、オートフィル機能を使うことでPHONETIC関数式の参照セルが自動的に調整されます。
PHONETIC関数で自動生成する[ふりがな]は名前を入力する時の変換前の文字になります。
相田智司の場合、正しくはアイダ トモシなのにアイダ サトシと入力したために正しい[ふりがな]になりませんでした。同様に鈴木倫子の場合も、スズキ リンコと入力したためにスズキ ノリコとはなりませんでした。
小島みちると高木道夫の場合は、Excelで文字を入力せずに他から名前をコピーして貼り付けたために、正しく[ふりがな]が自動生成できませんでした。
PHONETIC関数にはこのような特徴があることも理解して利用しましょう。
PHONETIC関数が正しく[ふりがな]を自動生成できるように修正していきます。
相田智司を例に修正の方法を紹介します。
B4セルを選択して[ホーム]タブのフォントグループにある①[ふりがなの編集]を選択します。
②B4セルの相田智司上に[ふりがな]が表示されるので、正しい[ふりがな]に編集して[Enter]キーで確定するとC4の[ふりがな]に反映されて修正することができます。
同様に小島みちる・鈴木倫子・高木道夫も修正していきます。
[ふりがなの表示]を選択するとの対象セルを選択して、[ホーム]タブのフォントグループにある[ふりがなの表示]を選択すると対象セルに[ふりがな]が表示されます。また再度[ふりがなの表示]を選択すると非表示になります。
[ふりがなの設定・ふりがな]では、[ふりがな]の種類をひらがな・全角カタカナ・半角カタカナにすることができます。また、[ふりがな]が表示されている場合に[ふりがな]の配置を左寄せ・中央揃え・均等割り付け・指定なしの中から選択することができます。
[ふりがなの設定・フォント]では、[ふりがな]が表示されている場合の書体やスタイル・文字サイズ・文字飾りなどを設定することができます。
– | 昇順 | 降順 |
---|---|---|
数値 | 0→9 | 9→0 |
英字 | A→Z | Z→A |
日付 | 古→新 | 新→古 |
かな | あ→ん | ん→あ |
JISコード | 小→大 | 大→小 |
並べ替えをする表に空白セルがあると正しく並べ替えがおこなえませんので、注意が必要です。
あいうえお順に昇順に並べ替えるには、C列の[ふりがな]でも並べ替えることができます。
また、B列でも正しく[ふりがな]が設定されていると、JISコード順ではなく[ふりがな]を基に並べ替えがおこなわれます。
Excelと[ふりがな]やPHONETIC関数について紹介してきましたが、Excelは簡単なようで奥深いアプリケーションです。改めて基礎を知ることで、様々な場面で計算や多角的なデーター分析をするスキルが身に付きます。
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