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無料で利用できた「MiniTool ShadowMaker Free」が2023年9月公開のVer.4.2からシステムディスクのクローン機能が有料版だけになり、OSの含まれないディスクのクロー作成だけになってしまいました。
今回、EaseUS様よりクローン作成に特化したEaseUS Disk Copyの提供をいただきレビューを記載したいと思います。
類似商品にパソコンのバックアップもできるEaseUS Todo Backupもありますが、「EaseUS Disk Copy」は3ステップで簡単シンプルにクローンが作成できます。
「EaseUS Disk Copy」の公式のWebサイトから「製品版を購入」をクリックして利用を開始していきます。
「EaseUS Disk Copy」には、個人向けのPro版と企業やサーバー対応のTechnician版・Serverがあります。
Pro版の料金は1ヶ月(2,629円税込み)、1年間(3,795円税込み)、永久版(7,480円税込み)となっています。
クレジット払いの場合はすぐにライセンスコードがメールで届き、ライセンスコードを入力して利用を開始できます。
ディスククローンを1回利用したい場合には1ヶ月版、将来もディスククローンをおこないたい場合には無料アップデートに対応した永続版がよいでしょう。
「EaseUS Disk Copy」はパソコンにインストールされないポータブル版ソフトになります。
起動を確認したらマイドキュメントなどわかりやすい場所に保存しておくようにしましょう。
※ 無料版はデモ版で実際に操作することはできません。
転送速度の遅いHDD(ハードディスク)などから高速のSSDにディスククローンに改装すると5倍から数十倍も転送速度が早くなり、パソコンの起動などが快適になります。しかし、M.2 SSDに換装する場合にはパソコンが対応している必要がありますので、あらかじめ対象パソコンの仕様を確認しておきましょう。
現在パソコンのディスクの番号とフォーマット形式を確認するには、「Windowsアイコン」を右クリックして「ディスクの管理」画面を表示します。
Cドライブ(システムのあるディスク)の番号と容量を確認しておきます。
対象のディスクをクリックして選択してから右クリックでプロパティをクリックします。
プロパティの画面の「ボリューム」のパーティションのスタイルがGPTかMBRか確かめておきます。
パーティションのスタイルは、システムクローンのHDDとSSDで同じにしておく必要があります。
MBRは以前の規格で最大2TBのデイスクに対応しています。GPTはは2TB以上のデイスクに対応しています。他にも違いがありますが、現在の一般的なパソコンはGPT規格が多くなっています。
接続ケーブルやM.2用のケースなどで新しいSSDを接続します。
パソコンが新しいSSDを認識すると「ディスクの初期化」の画面が表示され、パーティションのスタイルをGPTかMBR選択する画面が表示されます。HDDと同じパーティションスタイルを選択してOKをクリックします。
未割り当ての新しいディスクが確認できますので、ディスクの番号を確認しておきます。
BitLockerは、Windows11などのProエディション以上の機能で、HDDなどのデバイスを暗号化して保護することができます。
一般的なWindows11などのHomeエディションでは使うことができませんが、一部のメーカーではBitLockerが設定されている場合があります。
「EaseUS Disk Copy」はBitLockerが設定されていてもクローン作成はできますが、BitLockerが原因でクローン化でいない場合には解除を検討しましょう。
コントロールパネルのシステムとセキュリティ>デバイスの暗号化から設定ができますが、Homeエディションでは解除すると再設定ができないので注意して下さい。
私の場合、Windows11 Homeはデバイスの暗号化機能(BitLocker設定)が使えませんので、コントロールパネルにもメニューがありません。
「EaseUS Disk Copy」を利用すれば手軽にディスククローンが作成できますが、準備をしっかりしておくことで安心して作業を進めることができます。
EaseUS Disk Copy Ver.6.0.0の画面構成になります。
画面が英語表記になっている場合には、右上の設定 [≡]ハンバーガーメニューから言語>日本語で日本語にしましょう。
左側のメニュー「ディスクモード」が選択して下さい。
クローン作成ソースディスク(クローン元)を選択して「次へ」をクリックします。
通常はCドライブのシステムディスクになります。
ディスクのセクターを1つずつコピーしてクローン先とクローン元は完全一致させるコピー方法です。
クローン元より容量の小さいクローン先の場合はチェックを外しておくほうがよいでしょう。また通常のクローン作成より時間がかかる場合があります。
ターゲットディスクを選択して「次へ」をクリックします。
ターゲットディスク(クローン先)のディスクの内容は全て消えてしまいますので、間違えないように慎重に選択して下さい。
ソースディスクとターゲットディスクが表示され、ソースディスクとターゲットディスクに容量の違いがあった場合の調整を選択します
- ディスクを自動調整 ターゲットディスクのレイアウトを自動調整してくれます。
- ソースとしてコピー ソースディスクと同じ容量でターゲットディスクが作成され、余った容量は「未割り当て」領域となります。
- ディスクのレイアウトを編集します 上級者向きのオプションになります。
一般的には「ディスクを自動調整」にしておくと後でパーテションの調整などしなくてもいいのでお勧めです。
ターゲットディスク(クローン先)がSSDの場合にはチェックを忘れずにしておきましょう。
「実行」ボタンをクリックするとディスククローンが開始されますので、終了するまで待てば完成です。
1つのディスクが複数のパーテションに分割されている場合にパーテション単位でコピーすることができます。
ディスク単位とパーテション単位の違いがありますが、ソースパーテションを選択して、ターゲットパーテションとして「未割り当て」領域などを選択して「実行」の3ステップで完成することができます。
すでにデータがあるパーテションにコピーすると上書きされてしまいますので注意して下さい。
クローン作成で、システムディスクをソースにした場合、システムが自分自身をコピーするためにクローン作成がまれに上手くいかない場合があります。
「EaseUS Disk Copy」はクローン作成に特化しているのでリスクは少ないですが、より安全に確実にディスククローンを作成したい場合には、ブータブルメディアを作成してブータブルメディアからパソコンを起動してクローンを作成することができます。
お勧めはUSB(4GB)以上を用意してブータブルメディアを作成して下さい。USB内のデータは全て削除されてしまいますので注意して下さい。
※ BIOSで起動ディスクを変更する方法はお使いのパソコンによって違いますので仕様を確認して下さい。
- 返金保証 返金ポリシーにより30日以内であれば全額返金制度があります。
- 安全性100% ウィルスやプラインなし。
- カスタマーサービス 24時間の技術サポート。
- 期間内の買い替えに対応 期間内であれば、パソコンの買い替えや他のパソコンで利用したい場合にライセンスをリセット可能。
「EaseUS Disk Copy」のQ&Aはこちらをご覧下さい。
HDDの換装はノートパソコンの場合、メーカーによって簡単に交換できないなどパソコン初心者には難しい場合もありますが、クローンディスク作成は「EaseUS Disk Copy」を利用することで3ステップで完了させることができます。
主な無料ソフトが使えなくなったいま、クローン作成に特化した「EaseUS Disk Copy」は有力な選択肢の1つです。