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Windows10のMicrosoft IME(マイクロソフト・インプットメソッド)は、2020年5月公開のWindows10大型アップデートMay 2020 Updateを適用すると新しいMicrosoft IMEに更新されます。
新しいMicrosoft IMEについて
Windows10大型アップデート、May 2020 Update(バージョン2004)以降が適応されたパソコンでは、新しいMicrosoft IMEに更新されます。
当初から日本語と中国語のMicrosoft IMEで、入力に問題が発生する・予測しない結果が表示される・特定のアプリで不具合を起こすなどの問題を抱えていました。
2021年2月現在、Microsoftが認識している問題は全て解決済みとされていますが、特定のアプリとの相性などで問題はおこる可能性があります。
Microsoftが認識している問題についてはこちらのWebサイトをご覧下さい。
Microsoft IMEのトラブル回避方法
マイクロソフトでは随時トラブル解消のアップデートで対応していますが、トラブル以外にも以前使っていたキーテンプレートを利用したいなど、以前の環境を引き続き使いたい場合に「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」で以前のIMEバージョンに戻すことができます。
以前のMicrosoft IMEへ戻す手順
タスクバーのIMEを右クリックからIMEオプションを表示して、「設定」を選択
Microsoft IMEの設定、「全般」の一番下の項目「互換性」>「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」をオンにします。
以上で「以前のバージョンのMicrosoft IME」が利用できるようになります。
新しMicrosoft IMEの特徴
私は新しいMicrosoft IMEを利用しています。
使用する特定のアプリで「半角英数字(直接入力)」と日本語の切替キーで誤動作することがたまにありますが、特別なカスタマイズはしていないので多少ストレスはありますが問題なく使用しています。
2021年2月現在、May 2020 Update(バージョン2004)は手動でアップデートしないと適応されません。不安に思われる場合には手動のアップデートはおこなわないで様子をみるか、上記の方法で対応してみてください。
新しいMicrosoft IMEは、悪いことばかりでなくWindows10の設定に統合され、設定画面はシンプルで扱い易くなりました。
全般項目
Microsoft IMEの全般設定をすることができます。基本的な設定をおこなうことができ、「互換性」の項目もここにあります。
キーとタッチのカスタマイズ
キーテンプレートは通常「Microsoft IME」のままで構いませんが、以前のバージョンで利用できた「VJE」や「WX」が選択肢から無くなり「Microsoft IME」と「ATOK」だけになりました。
キーの割り当ては、ここでまとめて設定・カスタマイズできるようになっています。
学習と辞書
ユーザー辞書やシステム辞書などの設定はこちらでおこなうことができます。
デザイン
Windows10になって表示が分かりにくくなっていた「IMEツールバー」がここから簡単に表示できるようになりました。
デザインの中にある、色やフォントサイズの設定で別項目に移動した時など、Microsoft IMEの設定に戻れなくなってしまった場合は、Windowsの設定にある検索窓に「日本語IME」と入力して「Microsoft IME」の設定を表示する方法も知っていると便利でしょう。
IMEのプライベートモード
IMEオプションでは「プライベートモード」を利用することができます。
プライベートモードでは、アイコンに鍵のアイコンが表示されて変換履歴を残すことがありません。
ビジネスの場面で入力予測で不適切な候補を表示したくない場合などに利用するといいでしょう。
まとめ
新しいMicrosoft IMEのトラブル回避方法と新しい設定項目の紹介をしました。
以前に比べて扱いにくい場面もありますが、今後の改善を期待しましょう。
なお、日本語入力IMEでGoogleやATOKを利用している場合は影響を受けないことも最後に記載しておきます。