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2021年「はがきデザインキット」
日本郵便の「はがきデザインキット」は、無料で直観的に年賀状が作成できると多くの人が利用していましたが、ウェブ版の終了やダウンロード版・スマホアプリ版の機能が一部使えなくなるなどしています。
市民パソコン教室長野校でも、「はがきデザインキット」のトラブル相談がありましたのでポイントをまとめてみます。
Flash Playerが2020年末で終了
Adobe AIRはパソコン・スマホのOSを問わずAdobe Flex・Adobe Flash・WebKiを使ったリッチインターネットアプリケーション環境で、インターネット(Web)で扱いやすいデスクトップアプリケーションを開発することができます。
しかし、Adobe AIRの中核技術であるAdobe Flashが2020年末で終了することが決まっています。Adobe AIRも米国Adobe社からHARMAN社(サムスン電子の子会社)へ移管され、FlashはHTML5の技術に置換わるのではと言われています。
このように「はがきデザインキット」で使われている「Adobe AIR」で制作されたアプリやWebサービスは曲がり角にきています。
はがきデザインキットの各アプリ
「はがきデザインキット」ウェブ版
「はがきデザインキット」ウェブ版は、2020年1月30日でサービスを終了しています。
また、クラウド住所録のサービスも2020年3月31日でサービスを終了していますので、クラウド住所録の登録した住所録は削除されてしまっていて、利用することができません。
インターネット関係では、インストール版・スマホアプリ版でのネット印刷も同様に利用できなくなりました。
これらは、Flash Playerが2020年末で終了と関連があると推察されます。
「はがきデザインキット」インストール版
「はがきデザインキット」インストール版では、2021年版でネット印刷が利用できないために自宅プリント機能だけになりました。
「はがきデザインキット」スマホアプリ版
「はがきデザインキット」スマホアプリ版では、クラウド住所録のサービスが終了したために、住所録が保存できない上に1件づつ入力する必要があります。
スマホアプリで作った年賀状の送り先は、直接相手に届けるやTwitter・電話番号・メールで送るが選択できましたが、2021年版は「自宅に送るの」だけになりました。
印刷方法は、自宅プリンタト・コンビニ(セブンイレブン)・ネット印刷から引き続き選択できます。
今後の対応
サービスや機能が縮小された日本郵便の「はがきデザインキット」ですが、インストール版について今年はまだ利用できますが、来年以降のサービス提供は不透明です。刷新された機能の「はがきデザインキット」が登場しないと今年が最後かもしれません。
有料版年賀状アプリ
筆まめや筆王・筆ぐるめなど、有料の年賀状アプリは初心者にも扱いやすくNECや富士通など国内メーカー向けのパソコンにはインストールされてる場合もあります。新たに購入しても3,000円前後なので検討してみてはいかがでしょうか。
さて、同じ筆まめや筆王・筆ぐるめなどでも書店で販売している500円前後の書籍との違いですが、これらの書籍は筆まめや筆王・筆ぐるめなどのお試し版が同封されています。
書籍によって違う場合もありますが、基本的な機能は製品版と同じように使えて「他から住所録」を取り込むこともできますが、書き出しができないことがほとんどです。ここが1つのポイントとなるでしょう。
筆まめや筆王・筆ぐるめなどのアプリは毎年新しいバージョンが発売されますが、裏面の素材だけ最新のデザインを利用したい場合に書籍版を利用するといいかもしれません。
最後に
昨年まで「はがきデザインキット」を利用していた方は早めの準備をして、ウェブ版やクラウド住所録が使えないなど焦らないようにしましょう。
「市民パソコン教室長野校」では年賀状アプリの使い方だけでなく、住所録の移管や整理・管理のサポートもおこなっています。お気軽のお問合せ下さい!