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2023年までHDDからSSDの換装で無料で利用できた、クローン作成ソフトには「MiniTool ShadowMaker Free」や「EaseUS Todo Backup Free」など人気のソフトがありましたが、相次いでシステムクローンの機能が有料版のみになってしまいました。
Crucial(クルーシャル)・Western Digital(ウエスタンデジタル)・SanDisk(サンディスク)の各メーカー製SSDには無料で利用できるクローン作成ソフトがあります。
しかし、今回はできるだけ費用を節約したい希望もありましたので、Crucial SSD 550GBより2,000円以上安いKIOXIA(キオクシア)旧東芝製のSSD 480GBを購入しました。
利用したクローン作成ソフト「Macrium Reflect Free(マクリュウム・リフレクトフリー)」は、2024年1月1日にサポートを終了してしまいましたが「Macrium Reflect Home」製品版の30日体験トライアル版を利用することで、30日間だけ全ての機能を利用することができます。
トライアル版をインストールする時にいくつか注意する内容がありますので、HDDからSSDの換装の手順と併せて紹介していきます。
メーカーのダウンロード画面は英語で表示されますが、インストールからは日本語に対応しています。
「Macrium Reflect Home」公式Webサイト
「Download 30 Day Trial」30日体験トライアル版のダウンロードをクリックすると、64-bitと32-bitのどちらをインストールするか表示されますが、Windows10移行のパソコンのほとんどは64-bitパソコンなのでお使いのパソコンを確認して選択して下さい。
ユーザー登録画面に画面が切替わります。ここでは、メールアドレスで登録するか、GoogleアカウントやMicrosoftアカウントで登録するか選択します。メールアドレスで登録する場合には、Macrium Softwareからのお知らせの有無が選択できます。一時的なクローン作成であれば「No」で必要ありません。
登録が終わるとパソコンにファイルがダウンロードされます。
インストールは日本語に対応しています。ダウンロードしたファイルからインストールを開始します。
ライセンスキーは製品版の場合に入力します。30日間トライアル版ではチェックを入れて「次へ」
事前にユーザー登録していると、登録されたメールアドレスに登録コードが表示されます。登録コードがメールで届いている場合もあります。もし登録コードが表示されない場合は「マイコードを取得」で手順に従いいます。
カスタムセットアップは、全てチェックを外すかデスクトップショートカットだけチェックを入れておきます。
「Macrium Reflect Free (2024年1月1日サポート終了)」のダウンロードリンクからインストールすると、途中でメールアドレスを登録していないため中断してしまいますので注意して下さい。
クローン作成元のフォーマット形式を確認しておきます。
「Windowsボタン」を右クリックして「ディスクの管理」からディスク管理をクリックします。
「ディスクの管理」画面を表示画面して、対象のシステムドライブ(Cドライブ)を右クリックして、プロパティからボリューム>パーテションスタイルでGPTかMBRのどちらかを確認します。
パーテションのスタイルはクローン作成元とクローン作成先で同じにする必要があります。
換装用SSD
家電量販店やAmazon・楽天市場などの通販サイトで購入しておきましょう。容量は同じか大きいほうが良いとされていますが、今回は小さいSSDを用意しました。
小さい容量ではクローン元の使用容量を十分検討確認して作業を進めて下さい。
接続ケーブル
SSDとパソコンを接続するケーブルも用意する必要があります。
また、将来換装して不要になったハードディスクを再利用するのにも使える外付けハードディスク用ケースでもいいでしょう。
その他
今回はメモリーの増設もおこないました。パソコンの規格にあったメモリーを用意しておきましょう。
また年数がたったパソコンでは、ついでにボタン電池の交換もお勧めです。市販の一般的なボタン電池でいいですが、こちらも規格を確認して交換しましょう。
新しいSSDをパソコンに接続すると、自動的にフォーマットが開始されます。事前に調べておいたパーテションと同じであることを確認してフォーマットして下さい。
Macrium Reflect Homeトライアル版を起動すると、クローン元(ディスク1)とクローン先(ディスク2)が表示されています。
「このディスクのクローンを作成」をクリックします。
ソースにディスク1が選択されていることを確認して、格納先に「クローンを作成するディスクの選択」でディスク2を選択します。
ソース(クローン元)と格納先(クローン先)が正しく選択されていることを再度確認して下さい。
今回は容量の小さいSSDへのクローン作成になりますが、大きな容量へのクローン作成では未割当の容量に対しての調整することができます。回復パーティションを右に移動して、未割り当てを調整します。
詳しい内容は省略しますが、クローン作成後に調整も可能です。
クローンのスケジュールは空白で「次へ」
クローンの概要で作業内容が表示されますので「終了」
次にバックアップ保存オプションが表示されますので「OK」をクリックすると、クローン作業が開始されます。
完全に終了するまで待ちましょう。
クローン作成は約2時間で終了しましたが、クローン作成ソフトによっては4~5時間かかるとの話もあったので「Macrium Reflect Home」は操作もわりやすくクローン作成も早いので、2024年の無料クローン作成ソフトとしてはお勧めです。
なお製品版はドル建てになりますが、こちらをご覧下さい。
Dell Inspiron 3467は、ノートパソコンの裏面だけでなくキーボードも外さないといけないので、クローン作成後の換装作業もひと苦労なので時間もかかりますが、換装の結果をご覧下さい。
- Intel Core i3 6006U
- メモリー 4GB→8GB
- HDD 1TB→SSD 480GB
タスクマネージャーでディスクが100%でまともに動作しない状態から1%と劇的に快適になりました。
メモリーも67%から41%と余裕が多くありませんが、簡単な事務作業などをおこなうには問題ないレベルになりました。
また、電源を入れたからMicrosoftのログイン画面まで時間も3分30秒から25秒と大幅に短くなりました。
HDDの換装作業は、リスクもあり全ての人にお勧めはできません。
専門業者に依頼すると40,000円以上するとの話もありますので、パソコンの動きが悪いなどパソコンのアップグレードや買い替えの相談などありましたら、市民パソコン教室長野校までお気軽にお問い合せ下さい。