OneDriveの無料5GBが不足しそうな時の対処方法

クラウドストレージ

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OneDrive(ワンドライブ)は、マイクロソフトアカウントを作成すると無料で利用できるマイクロソフトのクラウドストレージサービスです。
パソコン内のOneDriveフォルダーとインターネット上のOneDriveフォルダーが同期して、パソコンがトラブルに見舞われてしまった時にもOneDriveフォルダー内に保存されているデータは保護されます。

OneDriveで無料で利用できる容量は5GBですが、利用の仕方によっては5GBでは不足してしまうことがあります。

OneDriveの容量が不足する事例

OneDriveにパソコンなどで作成したファイルが多くなり5GBの容量が不足する場合、自分の意図しない場合にもおこることがあります。そんな事例を2つ紹介してみます。

1、動画ファイル

動画ファイルなどが混在

動画(ビデオ)ファイルは、1つでも大きなファイルサイズ(容量)になります。
最近は動画を撮影することはスマートフォンなどでも手軽にできるようになりました。意識して動画を撮影して保存するだけでなく、トラブルサポートの相談の中には写真を撮影したつもりが動画になっているケースがあります。

写真や動画が混在してOneDrive内のフォルダーに保存されている場合には、保存ファイルを点検して5GBのOneDriveを圧迫している場合には、Dドライブなどに保存場所を移動するなどしてみると良いでしょう。

保存場所を移動した時

OneDriveのパソコン内のフォルダーとクラウド上のフォルダーを削除しないと、OneDriveの容量不足は解消されません。最後に忘れずにおこないましょう。
多くのファイルの変更があると同期に少し時間がかかる場合があります。

2、アプリ用の保存ファイル

ドキュメント内の自動生成フォルダー
グレーの塗りつぶし以外は全てアプリの自動生成フォルダー

OneDriveのドキュメント内には、アプリをインストールした時に自動で作成されるフォルダーがあります。
アプリによってフォルダーの中身は違いますが、自動保存用やテンプレート・素材・プラグインなどがあります。
これらは、私たちが普段意識しないでいる場合があり、ある日OneDriveの5GBが不足していますと警告が出たりします。
今回私が体験したケースでは動画編集アプリ「Filmora(フィモーラ)」です。
Filmoraは無料で利用できる動画素材などを期間限定で配布したりしています。この保存先がOneDriveのドキュメント内のWondershareフォルダーになっていた為にOneDriveの容量を圧迫する原因となりました。
この例では、「Filmora(フィモーラ)」アプリ内で保存先の設定を変更して、Dドライブに「Wondershareフォルダー」を移動してから最後にOneDriveのパソコン内のフォルダーとクラウド上のフォルダーを削除することになります。
詳しい手順は次回ご紹介しますが、この作業で4GB近い容量を節約することができました。

OneDriveの容量を増やす方法

OneDriveの容量を無料で増やす

OneDriveの容量は「友だちを招待」することで無料で増やすことができます。
1人につき0.5GB(最大10GB)まで増やすことができます。

タスクバー右下の「OneDriveアイコン」をクリック

「オンラインで表示」をクリックしてクラウド上のOneDriveの自分のファイルを表示します。

OneDriveの無料増量方法
設定の中の「オプション」をクリック

「ストレージの管理」画面の「追加のストレージ」にある「増量」をクリックします。

OneDriveの設定メニューを選択
追加のストレージ
友だちを招待

友だちを招待画面でメールなどで友だちに招待メールを送信することで、お互いに0.5GB増量されます。

友だちを招待の画面

OneDriveの容量を有料で増やす

無料から有料プランへのアップグレードは、タスクバー右下の「OneDriveアイコン」をクリックして「プレミアムに移行」からなど、「友だちを招待」と異なりいくつかの画面から簡単にアクセスできるようになっています。

OneDrive有料プラン
  • OneDriveストレージのみ
    100GBに増量できます 224円/月
  • Microsoft 365 Personal
    1TB(1000GB) 1,284円/月(一括払いで割引になります)
    マイクロソフトOfficeのWordやExcelなど全てのアプリを利用することができます。

OneDriveの同期をカスタマイズ

Windows10などでは初期設定でOneDriveのフォルダーが以下の場所に作成されます。

C:\Users[ユーザー名]\OneDrive

OneDriveフォルダーの選択

タスクバー右下の「OneDriveアイコン」をクリックして、設定>アカウント>フォルダーから同期するフェルダーを選択することができるので、同期する必要がないフォルダーを外すことができます。
初期設定ではOneDrive内のフォルダー全てが同期の対象になっていますが、保存が必要なフォルダーだけチェックを入れることもできます。
ただし、Windowsで必要な同期対象フォルダーもありますので、個人の保存フォルダー以外は注意して扱って下さい。

OneDrive活用場面

WindowsのユーザーはOneDrive普段あまり意識してないで利用してるかもしれません。
クラウド(インターネット上)に私たちのデータが完全な形で同期され、もしものトラブルでもデータが復旧できるだけでなく、パソコンやスマートフォンとの連携やWordなどのOfficeアプリやマイクロソフトTeamsでの共同作業など仕事の効率化の中核として今後は利用価値も更にあがっていきそうです。

OneDriveは実は大きな力を秘めていて大変奥が深いツールでもあります。
今後も機会がありましたらも1つ1つ機能や使い方を紹介していきたいと思います。

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