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Windowsに不具合が生じて起動できなくなった場合に以前はリカバリーCDやDVDなどを利用していましたが、Windows11ではUSBの「回復ドライブを作成」して、WindowsのOSの再インストールなどをすることができます。
パソコン購入時にUSB「回復ドライブ」を作成してもらうと数千円から1万円程度別途費用が必要となります。しかし余ったUSBがあれば自分でもUSB「回復ドライブ」が費用をかけずに作成できますので、新しいパソコンを購入して必要なアプリをインストールしたら「USB回復ドライブ」を作成しておきましょう。
「回復ドライブ」に適したUSBメモリーの容量は、パソコンのメーカーによって16GB以上や32GB以上と記載していますので、少し余裕を持って32GBを用意しておくといいでしょう。
USBメモリーの規格にはUSB3.2(Gen1)・3.1(Gen 1)・3.0・2.0などがあり複雑ですが、新しいパソコンでしたら市販されている一般的なUSBメモリーならどれでも良いでしょう。
※Amazonや楽天なら700~1,000円程度で購入することもできます。
回復ドライブに使用するUSBメモリーをパソコンに挿して準備をしておきます。
USBメモリーの内容はすべて消去されてしまう事を承知して下さい。
回復ドライブの機能を始める方法は複数あります。
1、検索窓に「回復ドライブ」と入力する方法
最初は一番簡単な方法
- Windowsのタスクバーの検索窓に「回復ドライブ」と入力すると、回復ドライブの作成に関連する候補が表示されます。上図ではシンプルな表示にしていますが、実際には多くの候補が表示される可能性があります。
- 右側に表示された「回復ドライブの作成 コントロールパネル」の開くをクリックします。
- 「回復メディア作成ツール」に対して、このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?と表示されるので「はい」をクリックします。
2、Windowsツールの中から「回復ドライブ」を選択
- タスクバーのWindows「スタートアイコン」をクリックします。
- Windows11のスタートメニュが表示されるので、右上の「すべてのアプリ」をクリックします。
- 「すべてのアプリ」一覧にある「Windowsツール」をクリックします。
- 「Windowsツール」にある各ツールから「回復ドライブ」をクリックします。
「回復メディア作成ツール」に対して、このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?と表示されるので「はい」をクリックします。
他にもWindows10以前からの「コントロールパネル」から「回復ドライブ」を開始する方法もあります。
回復ドライブの作成
- 回復ドライブの作成 USBメモリーがパソコンに挿さっているのを確かめて「次へ」
- USBフラッシュドライブの選択 USBメモリーが挿さっているドライブを選択します。複数のドライブが表示された場合は間違えないように注意して「次へ」
ドライブは16GB以上のが必要と表示されるので、16GB以上(今回は32BGのUSBメモリー)で作成する必要があります。 - 回復ドライブの作成 「作成」で回復ドライブの作成が実際に開始されます。
回復ドライブ作成時間 50分
回復ドライブ容量 29.7GB-20.5GB=9.2GB
Windowsのアップデートをおこなった場合は、パソコンを再起動してから回復ドライブを作成して下さい。
「回復ドライブ」はパソコン購入時だけでなく、Windows10からWindows11にアップグレードした場合やパソコンが問題なく作動していている時、1年に1回など定期的に作成することも良いでしょう。
USB「回復ドライブ」は、パソコンが起動しない場合や不安定な時に、通常のWindows11のCドライブのOS(システム)からでなく、USB「回復ドライブ」から起動してWindows11の再インストールなどをおこないます。
USB「回復ドライブ」からパソコンを起動させるには、BIOS(バイオス)を操作する必要があります。
BIOSは、Windows11のOSが起動するよりも前に起動して、パソコンに搭載されているハードウェア(ハードディスク・CPU・メモリ・キーボードなど)の管理と制御をおこないます。
BIOSのBoot(ブート)で、起動させるシステムの優先順位を変更することができます。
CドライブのWindows11よりも、USB「回復ドライブ」を優先にすることで「回復ドライブ」からパソコンを起動することができます。
BIOSの表示方法は、パソコンのメーカーや機種によって違います。
パソコンのマニュアルやメーカー名や型番から事前に調べておきましょう。また、BIOS内の画面もパソコンによってさまざまです。
パソコンの設定によってはパソコンの起動時にBIOSを表示させるキーが一瞬画面下部に表示されることがあります。
例えば [F2]ファンクションキーがBIOSを呼び出すキーの場合には、パソコンの電源を押したと同時に[F2]を押し続けているとBIOSが表示されます。
BIOS内では、マウスが使えない場合もあるので矢印キーなどを使ってBootの優先順位を設定しましょう。
再インストール方法
「回復ドライブ」からパソコンが起動したら
- キーボードレイアウトの選択「Microsoft IME」クリック
- オプションの選択「ドライブから回復」
- 「ファイルの削除のみ行う」か「ドライブを完全にクリーンアップする」のどちらかを選択。
以上でWindows11の再インストールが開始されます。
パソコンはいつ不具合が発生するかわかりません。
大切な個人データのバックアップや各種IDアカウント・パスワードは適切に管理しておきましょう。
市民パソコン教室長野校では、パソコンの購入相談からトラブルサポートまで対応しています。
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