【PC Manager】Microsoft 公式 高速化・最適化ツールの使い方

Microsoft公式PC Manager高速・最適化ツールの使い方

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PC Managerは最新のWindows10とWindows11で利用できるマイクロソフトの高速・最適化ツールです。
2023年7月21日現在のバージョンは3.4.1.0でベータ版です。まだ中国語と英語にしか対応していないために日本語では表示されませんが、難しい操作はありませんので安心して下さい。

今回は英語表記の補足をしながらインストールと基本的な使い方を紹介していきます。

PC Managerを勧める理由(メリット)

Windowsの高速・最適化ツールには、[CCleaner] や [Advanced SystemCare] など一部無料で使用できるソフトもありますが、PC Managerは全て無料使用できるのはもちろん、Microsoft公式ツールなので安心して使用することができます。

基本的にはWindowsにある機能をPC Managerに集約していますので、高速化や最適化に必要な操作をまとめておこなうことができます。
それでは、インストールから基本操作まで具体的におこなっていきましょう。

PC Managerのインストール

PC Manager英語版の公式サイト
出典:Microsoft PC Manager

https://pcmanager-en.microsoft.com/

上記のMicrosoft 公式サイトから英語版をインストールしていきます。
※画面は以下Windows11になります

2023年7月26日 追記
PC Managerのダウンロード公式サイトが日本語表記になりました。

しかし、PC Managerは英語版(英語表記)のままで、最新版はPC Managerの画面レイアウトがブログの記載した時から大きな変更がおこなわれたようで、Tool Box(ツールボックス)全体・ツールバー・Set Smart Boost Settingsなど目玉機能などが表示されなくなっています。
まだベータ版なので、今後も大きな機能の追加や削除・復活が起こるかもしれませんが、可能な範囲で最新情報を追記していきます。

Microsoft PC Managerのダウンロード
[Download] をクリックして任意の場所にダウンロードして下さい。

ダウンロードしたインストールEXEファイルを展開
[MSPCManagerSetup.exe] インストーラーEXEファイルをダブルクリック

ダウンロードされた [MSPCManagerSetup.exe] インストーラーEXEファイルをダブルクリックして、インストールを開始します。

「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されるので「はい」をクリックすると、PC Managerの英語のインストール画面が表示されます。

使用許諾・プライバシー契約に同意
使用許諾・プライバシー契約に同意

[I accept End User License and Privacy Agreements](エンドユーザー使用許諾契約およびプライバシー契約に同意します)にチェックを入れます。もしチェックが無い場合は英語の文字列をクリックするとインストールができるようになります。

インストールの開始

エンドユーザー使用許諾契約およびプライバシー契約に同意してから[Install](インストール)をクリックします。

PC Managerの起動
PC Managerの起動

インストールが終了したら [Launch Now](今すぐ起動)をクリックして、PC Managerを起動します。

画面を×印で閉じても、デスクトップには、PC Managerのショートカットアイコンがありますので、そこから起動することもできます。

タスクバーからPC Managerを表示
タスクバーからPC Managerを表示

PC Managerは既定では、タスクバーに常駐されますので簡単に呼び出すことができます。

PC Managerの基本操作

画面の左側で、[Home](ホーム)、[Protection](システム保護機能)、[Storage](記憶装置管理)ハードディスクなど、[Apps](アプリケーション管理)、[Tool Box](ツールボックス)、[Settings](設定)、[Feedbacks](フィードバック・ご意見)の項目に切り替えることができます。

Home(ホーム)

PC Manager Home

① Boost

Boost ボタンをクリックすることで、簡単にパソコンのメモリー解放と一時ファイルを削除してパソコンを最適化して効率を高めて高速化してくれます。

② Set Smart Boost Settings

Set Smart Boost Setttingsの意味

[Set Smart Boost Setttings] の文字列をクリックすると[Setttings](設定)の画面が表示されて、スイッチをONに切り替えると、自動でメモリーの開放と一時ファイルが1GBになると削除してくれて、パソコンを最適化・高速化してくれます。

[PC Boostは](パソコンの処理を最適化・高速化)することで、特にメモリーの少ないパソコンや性能の低めのパソコン・古いパソコンに効果的です。

③ Health Check(パソコンの健康チェック)

Health Check(パソコンの健康チェック)
[Health Check](パソコンの健康チェック)をクリックすると、[Select actions to Proceed](行動を選択する)の画面になります。

ここでは [Items to cleanup](クリーンナップ項目)としてWebブラウザーのキャッシュや一時ファイル・システムログや [Startup apps to disable](無効にしたいスタートアップアプリ)の項目が表示されます。
また[Viruses](ウイルス)[Potential issues](パソコンの潜在的な問題)などが表示される場合があります。
細かく選択することが可能ですが、よくわからない場合は既定のままで [Proceed] (実行する)でクリーンアップして下さい。

[Health check completed](ヘルスチェック完了)画面で結果を確認したら [Done](終了)をクリックするとHome画面に戻ります。

④ Process(プロセス)

Process Manager(プロセス管理)
[Process](プロセス)をクリックすると、[Process management](プロセス管理)の画面になります。

[End unused processe to make your system run faster](使用されていないプロセスを終了し、システムの動作を高速化する)で、プロセス一覧にあるアプリなどの一覧から終了したいものを選んで [End](終了)をクリックします。

[End thie process](このプロセスを終了する)と表示されるので [End](終了)をクリックすると終了されます。
終了してもいいアプリだけにして、よくわらない場合には終了しないようにしましょう。

⑤ Deep cleanup(大掃除)

Deep cleanup(大掃除)
[Deep cleanup](大掃除)をクリックすると、[Select cleanup items](クリーンナップ項目を選択)の画面が表示されます。

[System cleanup](システムクリーンナップ)では、[Windows Update](Windowsアップデートファイル)や [Windows prefetch](Windowsの先読みファイル)、Microsoft Defenderログなど。まだ [Temporary files](一時ファイル)、[Thumbnail cache](サムネイルキャッシュ)などから選択できます。
[Recycle bin](ゴミ箱)にあるファイルを削除する場合に選択します。
[Web cashe](ウェブキャッシュ)は、Webブラウザーが表示したデーターを一時的に保存して、再度訪問した時に高速で表示する仕組みで、閲覧履歴とは違います。

必要な項目を選択したら [Proceed](実行する)をクリックします。
Deep cleanupは、多くの項目をクリーンナップできますが、高速化に役立つキャッシュやトラブルがあった場合に必要な項目もありますので、頻繁にはおこなう必要はありません。

⑥ Startup(スタートアップ)

Startup(スタートアップ)
[Startup](スタートアップ)をクリックすると、Startup apps(スタートアップアプリ)の一覧が表示されます。

パソコンの起動と同時に起動する常駐アプリは、[Turn off these apps if needed](必要に応じてこれらのアプリをオフにする)[Recommend keeping on](オンにしておくことをお勧めします)のグループ分けしていますが、Microsoftのアプリはオンにすることを推奨している傾向がありますので、必要に応じてオンとオフを切り替えて下さい。

Protection(システム保護機能)

Protection(システム保護機能)

① Microsoft Defender Antivirus(Microsoft Defender アンチウィルス)

[Microsoft Defender Antivirus](Microsoft Defender アンチウィルス)でパソコンを [Scan](スキャン)して、パソコンの状態をチェックします。

チェック項目は [Key system locations](システムの主要部分)・ [Startup apps](スタートアップアプリ)・ [Browser extensions](ブラウザーの拡張機能)・ [Frequently used apps](よく使うアプリ)・ [Background services](バックグラウンドサービス)・ [Hardware drivers](ハードウェアドライバー)・ [Miscellaneous](その他)になります。
スキャンが完了したら [Done](終了)で戻ります。

② Windows Update(Windowsアップデート)

[Windows Update](Windowsアップデート)をクリックすると、Windowsのシステムやドライバーなどのアップデートがあるかチェックして、新しいアップデートがあればアップデートされます。

③ Browser Protection(ブラウザー保護)

Browser Protection(ブラウザー保護)

[Browser Protection](ブラウザー保護)では、アプリによって既定のブラウザーが変更されるを防ぐことができます。
しかし、現在のPC ManagerのバージョンかGoogle Chromeを既定にしている関係か、保護するスイッチが表示されませんでした。
[Change](変更)で 既定のブラウザーを簡単に変更することができます。

④ Taskbar repair(タスクバーの修復)

Taskbar repair(タスクバーの修復)
[Taskbar repair](タスクバーの修復)をクリックすると [Select taskbar items to repair](修復するタスクバー項目を選択する)の画面が表示されます。

[Select taskbar items to repair](修復するタスクバー項目を選択する)の画面には、[Repair taskbar and restore default toolbars](タスクバーの修復とデフォルトのツールバーの復元)と [Enable default features](デフォルト機能を有効にする)に項目が表示されます。
修復項目がある場合には、項目を選択して [Repair](修復)ボタンをクリックします。

⑤ Restore default apps(既定のアプリの復元)

[Restore default apps](既定のアプリの復元)では、既定のオフィスアプリをMicrosoft Officeに、既定のWebブラウザーをMicrosoft Edgeに、既定のPDFドキュメントをMicrosoft Edgeにそれぞれ変更することができます。

[Set defaults for applications](アプリケーションのデフォルト設定)はWindowsの設定にある「既定のアプリ」へのリンクトなっています。

Storage(記憶装置管理)

Restore default apps(既定のアプリの復元)
[Storage Management](記憶装置管理)では4項目が表示されています。

① Deep cleanup(大掃除)

Home ⑤の項目を参照して下さい。

② Files CleanupのDownloaded files(ダウンロードファイルの片付け)

Files CleanupのDownloaded files(ダウンロードファイルの清掃)
[Files CleanupのDownloaded files](ダウンロードファイルの片付け)では、ダウンロードフォルダーにあるファイルを [Scan](スキャン)して、別の場所に [Move](移動)又は [Permanently delete](完全に削除)します。

③ Large files(大容量ファイル)

Lage files(大容量ファイル)
[Large files](大容量ファイル)は、[Scan](スキャン)するドライブを選択してクリックします。

ファイル一覧の上部にファイルの種類(DocumentやPictureなど)を指定して表示することもできます。また、[Size](ファイルのサイズをして、指定サイズ以上のファイルを表示することもできます。
一覧に表示されたファイルをチェックして選択すると、ファイルを開く・移動・削除と個別に選ぶことができます。

またチェックしたファイルを別の場所に [Move](移動)又は [Permanently delete](完全に削除)することもできます。

④ Storage sense(ストレージセンサー)

Windowsの設定「ストレージセンサー」へのリンクとなっていて、クリーンアップなどの詳細を設定する項目が表示されます。

Apps(アプリケーション管理)

Apps(アプリケーション管理)

① Process management(プロセス管理)

Home ④の項目を参照して下さい。

② Startup apps(スタートアップアプリ)

Home ⑥の項目を参照して下さい。

③ Manage apps(アプリの管理)

Windowsの設定「インストールされているアプリ」へのリンクとなっていて、アプリのアンインストールや修復をおこなうことができます。

④ Microsoft Store(マイクロソフトストア)

Microsoft Storeへのリンクになっています。

Tool Box(ツールボックス)

Tool Box(ツールボックス)

① show toolbar on the desktop(デスクトップにツールバーを表示)

show toolbar on the desktop(デスクトップにツールバーを表示)
[show toolbar on the desktop](デスクトップにツールバーを表示)をONにすると、デスクトップにツールバーが表示されます。

ツールバーのBoostをクリックすると素早くメモリーの解放と一時ファイルの削除をおこない、パソコンを最適化・高速化してくれます。
既定では、ツールボックスにあるScreeshot(スクリーンショット)・Notepad(ノートパット)とEdge Quick Links(Microsoft Edgeへ素早くアクセスする)が表示されていますが、歯車のアイコンの設定でツールをカスタマイズすることができます。

② 各種ツールについて

Windows(Windowsツール)から6種類が選ばれていて、Web tools(ウェブ用ツール)は3種類が選ばれています。これらはWindowsの標準ツールです。
また、Costom links(カスタムリンク)はBingとMSNが表示されていますが、こちらは追加や書き替えが可能になっています。

デスクトップに表示されるツールバーにこれらのツールを設定することもできます。

Settings(設定)

Settings(設定)

Smart boost(スマートブースト)

Home ②の項目を参照

General settings(一般設定)

[General settings](一般設定)には、[Start PC Manger automatically when I sign in to Windows](Windowsのサインインと同時にPC Managerを起動する)・ [Early access](早期アクセス)最新版にいち早くアップデートする。[Auto update PC Manager](自動でアップデート)などがあります。

設定にはその他に言語の設定、バージョン情報などがあります。

最後に

Microsoft PC Managerは頻繁に更新をおこなっていて、ベータ版のため機能もいろいろ変化してきていますので、同じ画面にならなくても意味を把握していれば対応はできると思われます。
初心者にもおすすめのアプリなので、早く日本語化した安定バージョンに進化してくれることを希望します。

市民パソコン教室長野校では、パソコンの困りごとやトラブルサポートをおこなっていますので、お気軽にお問合せ下さい。

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