緊急発表!AffinityのSerif社がCanvaに買収されました

緊急発表!AffinityシリーズがCanvaに買収される

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

2024年3月26日にAffinity(アフィニティ)シリーズの製品を開発している、イギリスSerif社のCEOアシュリー・ヒューソン氏からCanva(キャンバ)に買収されたことに関するプレスリリースが発表されました。
アシュリー・ヒューソン氏によると、2ヶ月前にCanvaからの提案があり急転直下決まったとのことでした。

Affinityシリーズとは

Affinityスイート
出典:Affinity公式サイト

Affinityシリーズには、Affinity Designer・Affinity Photo・Affinity Publisherの3製品があります。
Adobeに対抗できる最有力ソフトウェアと言われ、Affinity DesignerがIllustrator・Affinity PhotoがPhotoshop・Affinity PublisherがInDesignと操作や機能面で意識されて作られています。
ただデメリットとしては、文字の縦組みに対応していないことです。2024年4月にはバージョン2.4から2.5にバージョンアップされます。縦組み対応の開発は進めているようなので期待して待ちたいと思います。

フレームテキストツール

私はAdobe Creative Cloudコンプリートプランが3月19日に契約が終了して10日ほどしかAffinityシリーズを利用していませんが、ネット上の情報が少ないこととで迷った時に戸惑ったこともありましたが基本操作については概ねPhotoshopやIllustratorからスムーズに移行できています。
情報が無くて一番戸惑ったことは、文字を入力する時に「アーティスティックテキストツール」と「フレームテキストツール」2つのテキストツールがありますが、枠を決めてテキストを入力する「フレームテキストツール」はWindowsの場合は[Enter]キーの改行で段落の改行になり、[Enter]キー+[Shift]キーで段落内改行になることでした。他にもラスタライズが必要な場合など細かい部分があり、もう少し実際に使いながら慣れていこうと思っています。

Affinity Designerについては、Illustratorの代替えと言われていますが画像やピクセルデータの調整にも優れていますので、以前あったAdobe Fireworksに似ている印象で、オールマイティなデザインソフトウェアではないでしょうか。

アフィニティ関連書籍

Affinityシリーズの関連書籍は、Affinity Photoについての書籍が一般に流通していますが、Affinity DesignerやAffinity PublisherについてはAmazonのオリジナル書籍またはKindle版になります。
Kindle版なら無料または格安で手に入れることができますが、出版時期が古いと内容も古い場合もありますので注意して下さい。

Affinityシリーズの価格と特長

現在Affinityシリーズは約2年前からバージン2になっています。
今後バージョン3になるまでは、買い切りで各製品単体のWindows版・Mac版・iPad版では、それぞれのプラットフォームに1ユーザーならインストールの台数に制限がありません
また、ユニバーサルライセンスなら、全てのプラットフォームでインストール台数に制限がありません。

Windowsmac OSiPad
10,400円(税込み)10,400円(税込み)2,700円(税込み)

▲Affinity Designer、Affinity Photo、Affinity Publisherの各単体のプラットフォーム別一般価格

Affinityシリーズの購入オプションと価格

Affinityシリーズの購入オプションと価格は公式サイトでご確認下さい。

Affinity2024年春のセール

2024年3月現在春のセールで30%オフになっています。
Affinityシリーズは春と夏の他にブラックフラデーからクリスマスにかけては最大限のセールをおこなっているようです。
セールを利用すれば、単体2製品よりもユニバーサルライセンスが安く購入できてお得です。

AffinityとCanvaの誓約

2024年3月27日のプレスリリースで4つの誓約にAffinityとCanva取り組むことを宣言しました。
以下、英語なので日本語でポイントを要約してみました。
原文はこちらをご覧下さい

両社共にデザインを複雑なソフトウェアを購入できる人に限定すべきではないという信念を持って設立されました。私たちの目標は、公正、透明、そして手頃な価格設定を核として、最高品質のデザインツールを最も多くの人々が利用できるようにすることです。私たちは力を合わせることで、この共通のビジョンを加速させることを楽しみにしています。

  1. 当社は、Affinityを特別なものにする永久ライセンスを含め、公正、透明、そして手頃な価格設定に努めてしています。サブスクリプションについては、CanvaユーザーがAffinityを利用できるように、またAffinityユーザーがCanvaを使用したワークフローを拡張できる可能性があることを示唆しています。
  2. 当社は、スタンドアロン製品スイートとしてのAffinityへの継続的な投資を通じて、Affinity製品の拡大に務めるとしています。(※これについては現在のバージョン2について述べています。)
  3. 学校および非営利団体(NFP)にはAffinityを無料で提供します。
  4. 私たちは、あらゆる機会でデザインコミュニティの意見に耳を傾けて尽力します。
    Affinity と Canva は専門デザイナーでも非専門デザイナーのそれぞれの意見に耳を傾けます。利用可能なツールは複雑すぎるか、価格が高すぎるか、あるいはその両方でした。彼らはニューズを満たす最高品質のツールを利用する権利があり、公正に扱われる権利があります。

個人的にはCanvaはWebアプリですので、Affinityシリーズに不足しているクラウド対応やAI機能の拡充。Canvaに不足しているプロフェッショナルのデザインに必要な機能が相互作用して発展していくことを望みます。

最後に

脱Adobeに内容にしようと思っていたところ、思わぬビックニュースが飛び込んできました。
プロの世界ではAdobe製品がないと仕事ができなことも多くありますが、もしかしたら大きな地殻変動の予兆かもしれません。楽しみに動向をみていきたいと思います。

市民パソコン教室長野校では、2024年の最新版に対応したCanva講座を受講することができます。
誰でもプロ並みのデザインができるCanvaを体験して下さい。
詳しくはこちらをご覧下さい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください