Windows10のメモリー増設とCPU-Zアプリ

Windows10のメモリー増設

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5年前に購入したパソコンを使っていると、一時的に反応しなくなったりするんです。
何が原因なのでしょうか?

様々な原因が考えられますけど、メモリーが不足しているかもしれませんね。

メモリー不足ってどうしたらいいのでしょうか?

それでは、メモリーの役割と確認の仕方を中心にお話していきますね。

Windows10のメモリー

パソコンのメモリーの仕組み

パソコンの説明をする時にメモリーを机の広さで表現することがあります。また、ハードディスクなど記憶装置は机の引き出しなどに例えられることがあります。
机の引き出しから書類(データ・アプリ)を机に広げて作業する時に、机が狭いとすぐに机の上がいっぱいになってしまいます。パソコンは記憶装置を一時的にメモリーの代用として使うことができるのですが、その場合は机の上の書類を一時的に引き出しに収納しては取り出しながら作業することになります。
そうすると、作業の延滞が起こりやすくなり最悪の場合クラッシュしてしまうことがあります。

Windows10も最初の頃は最低2GBのメモリーあれば動作したのですが、数回の大型アップデードにより現在では最低4GBのメモリーがないと動作しなくなっています。これは最低基準ですのでWordやExcel・インターネットの閲覧をする軽作業中心でも快適に動作するには8GB以上のメモリーがあったほうが良いでしょう。

メモリー増設で注意すること

メーカー製のパソコンでは、自分でパソコンのケースを開けてしまうとメーカー保証が受けられなくなりますので、保証期間中の場合にはその事を自覚する必要があります。
低価格のノートパソコンに多いのですが、メモリーがマザーボートに固定されていて、交換や増設が不可能なパソコンがあります。また、最近のパソコンは64bitで動作するのですが、以前の32bitパソコンの場合はメモリーを4GBまでしか認識できないので、8GBのメモリーを増設しても4GBまでしか使うことができません。

Window10で現在の状態を確認する

デバイスの仕様で確認

Windows10の設定でメモリーを確認

ここからは具体的にパソコンの状態とメモリーについて確認していきます。
[設定]>[システム]>[バージョン情報]にある「デバイスの仕様」から実装RAM(メモリーサイズ)と、システムが64bitであることが確認できます。

タスクマネージャーで確認

タスクマネージャーの起動方法

次に「タスクマネージャー」でメモリーの実装状態をさらに詳しく見ていきます。
タスクマネージャーを起動するには、Window10の[スタートメニュ]のアプリ一覧の[Windowsシステムツール]フォルダーの中に[タスクマネージャー]アプリがあります。しかし、探すのが面倒なので「検索ボックス」またはショートカット[Ctrl]+[Alt]+[Delete]から起動しましょう。
タスクマネージャーは反応しなくなったアプリを停止する時にも使用することがあるので、ショートカットを覚えておくと役に立ちます。

タスクマネージャーのメモリー項目詳細

メモリーについて確認するには、「タスクマネージャー」の[パフォーマンス]タブにある[メモリー]で現在のメモリー使用状態が確認できます。
メモリー増設に確認する項目は、スロットの使用です。図では2/4となっていますが、4つのスロットがあって2つのスロットが使用中ということが分かります。あと速度では現在使用しているメモリーの速度が確認できます。メモリーを購入する時の参考になりますので確認しておきましょう。

CPU-Zアプリでもっと詳しく

メモリーの種類はとても多くあるので、パソコンを購入した時の説明書などに明記されていない場合は、間違えて購入しないように最適なメモリーの種類を特定しておきましょう。
CPU-Zアプリは、パソコンのメモリーだけでなくパソコンの基本性能を詳しく確認できる無料のアプリです。

CPU-Zアプリのインストール

CPU-Zアプリのインストール

CPU-ZアプリのWebサイトからインストールして下さい。
画面の左に「SETUP・ENGLISH」からダウンロードすることができます。
アプリは英語版になりますので、インストールの手順を参考にして下さい。
2020年10月の最新バージョンは1.93になります。

CPU-Zアプリの日本語化パッチ

CPU-Z日本語化パッチ

CPU-Zアプリの日本語化は中上級者向けになります。英語でもパソコンの基本情報を確認するには支障はあまりありませんが、日本語にしたい場合には「さよならストレス」というWebサイトから日本語パッチをダウンロードして下さい。

バージョンと種類を確認
CPU-Zのバージョンと種類

英語版のCPU-Zアプリを起動して、どの日本語パッチが該当するのか確認しておきます。図を参考にバージョンと該当する日本語パッチが分かります。

日本語パッチをダウンロード

CPU-Zアプリ本体と同じバージョンの日本語パッチをダウンロードします。
ダウンロードしたフォルダーを解凍して、日本語パッチフォルダー内の[setup-en]フォルダーから該当する日本語パッチを選択します。

日本語パッチをプログラムファイルに移動
CPU-Z日本語パッチの移動場所

日本語パッチを図の例では[Cドライブ]>[Program File]>[CPUID]>[CPUZ]に[x64.EXE]の日本語パッチを移動します。
[x64.EXE]をダブルクリックして日本語化します。しかし、ここで警告が表示する場合は警告を解除してから日本語パッチを起動します。

CPU-Zアプリでメモリーの詳細を確認する。

CPU-Zはパソコンの様々な情報を見ることができますが、メモリー増設に絞って紹介します。

CPU-Z memoryタブ

[Memory]タブでは、種類としてDDR4と表示されています。現在はDDR4または少し古いパソコンではDDR3が使われていますので、ここで確認することができます。
サイズは既に16GBとわかっていますが、ここでも確認ができます。
チャンネルはDualと表示されています。表示されているパソコンは8GB+8GBと2つのスロットにメモリーが装着されています。16GBのメモリー1枚よりも8GB+8GBでDualで動作するほうがメモリーが効率的に利用できます。
パソコンの種類によってDualで動作する場合やTripleで動作する場合、対応していな場合などがあります。
最近のパソコンで2つ以上スロットがある場合にはDualで動作する場合が多いです。

CPU-Z SPDタブ

[SPD]タブでは、メモリーのスロット毎の詳しい内容を見ることができます。
左上の[Slot #2]はスロット2に装着されているメモリーの種類などが表示されています。
ここで[DDR4-2666(1333MHz]のメモリーだと分かりますので、同じ種類のメモリーを購入すれば良いことがわかりました。
また、このパソコンにはスロットが4つありますが、メモリーが装着されていない[Slot #1]には情報が何も表示されません。

メモリーの取り付け

デスクトップ用とノート用のメモリー形状

メモリーの形状には、デスクトップ用とノート用の2種類あります。取り付けられてるメモリーがどちらの種類なのか確認して購入しましょう。
またDual・Tripleで動作する場合には相性がありますので、2枚セットや3枚セットで販売しているメモリーを購入したほうが安心です。

最後に

メモリーの取り付けはパソコンのカスタイマイズでは簡単なほうですが、メモリーの種類も多くいろいろ考慮することもあります。
パソコンのことで困りごとなどありましたら、市民パソコン教室長野にお気軽にお問い合わせ下さい。

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