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LINEで手軽に利用できるAI機能は、日常生活をより便利にしてくれる一方で使い方を誤ると個人情報の漏えいや意図しない有料契約・高額請求などのトラブルにつながる可能性があります。
今回は、LINEのAI機能を安心して活用するために知っておきたい注意点と、具体的なリスク対策について、初心者の方にも分かりやすく解説します。

LINEのホーム画面やトーク画面に表示される「Agent i(エージェント アイ)」をご存じですか?ホーム画面上部の検索画面の横や、トーク画面下部に表示されるアイコンをタップすることで利用できます。
Agent iの大きな魅力は、普段から使っているLINEから手軽にAIを利用できることです。

新しいサービスの使い方を一から覚える必要がなく、日常のちょっとした疑問や予定について、気軽にAIへ相談できます。
また、LINEヤフーが提供するショッピング、店舗、ニュース、地図などのサービスと連携し、「予算内で家電を比較したい」「冷蔵庫にある食材で献立を考えたい」といった依頼にも活用できます。
検索や情報収集・商品の比較などにかかる時間を短縮できるのもAIを利用するメリットの一つです。
「Agent i」は、もともと提供されていた「LINE AI」と統合され、2026年4月に登場した新サービスです。
当初はAIが情報を検索したり、おすすめを提案したりする機能が中心でしたが、2026年6月からは店舗の予約や商品の購入などをサポートする機能も導入されています。
AIが単に質問に答えるだけでなく、さまざまなサービスの利用までサポートするようになることでこれまで以上に便利になることが期待されます。
その一方でAIが予約や購入などの操作をサポートするようになるほど、「何を契約したのか」「いくらかかるのか」を利用者自身が確認することが重要になります。
これからは、AIの便利さだけでなく、その仕組みや注意点を理解したうえで安全に利用することが大切です。
LINEのAIチャットやトーク支援機能を利用するときは、本名・住所・電話番号・クレジットカード情報などの個人情報を不用意に入力しないようにしましょう。
また、仕事で利用する場合は、会社の機密情報や顧客情報や社外秘の資料などをAIに入力することも避ける必要があります。
AIサービスでは、入力した情報がサービスの提供や機能改善などに利用される場合があります。特に、AIに入力した内容がどのように取り扱われるのか分からないまま、個人情報や重要な情報を送信するのは危険です。

LINEのAI機能には、1日あたりの利用回数などに制限が設けられた無料枠があります。
利用制限を超えた場合などには、有料プラン「LINE AI サービス使い放題プラン」などが案内されることがあります。
ここで注意したいのがサブスクリプション(定額課金)の仕組みです。
LINEの有料プランに限らず、スマホアプリの「初回○日間無料」などの無料体験から気軽に契約してまう場合です。
サブスクリプションは、無料期間中に解約手続きをしなければ、無料期間終了後に自動的に有料プランへ移行し、料金が発生する場合があります。「無料だから大丈夫」と安心せずに無料期間がいつ終了するのか・終了後はいくらかかるかかって自動更新されるのかを必ず確認しましょう。
アプリを削除しただけでは解約できない
もう一つ重要なのが、アプリをアンインストールしただけでは、サブスクリプションは解約されないということです。アプリをスマートフォンから削除しても、契約そのものは継続する場合があります。
不要なサブスクリプションは、必ずAppleやGoogleなどの契約管理画面から正式に解約しましょう。
AIによる購入・契約にも注意
Agent iなどのAI機能を利用して商品購入やサービス契約を行う場合も注意が必要です。
AIの案内に従って操作する場合でも、契約内容、料金、契約期間・自動更新の有無などを自分自身で確認してから「OK」や「購入」を押すことが大切です。
同じサービスでも複数の料金プランが用意されている場合があり、AIは意図せず高額なプランを契約してしまう可能性があります。
AIは非常に便利ですが回答が常に100%正しいとは限りません。AIが実際には存在しない情報や誤った情報を、あたかも正しい情報であるかのように回答してしまう現象を「ハルシネーション」と呼びます。
そのため、特に以下のような重要な情報については注意が必要です。
- 医療に関する情報
- 法律に関する情報
- 金融・お金に関する情報
- 仕事上の重要な判断
- 学校や資格試験などの学習内容
- 商品の価格やサービス内容
AIの回答だけで判断せずに公式サイトや公的機関、専門家などの信頼できる情報源で確認するようにしましょう。
ここからは、LINEのAI機能に関する情報利用の設定を確認する方法を紹介します。
※LINEの画面や設定項目は、アプリのバージョンや端末によって異なる場合があります。


- LINE下部の「ホーム」をタップします。
- 画面上部にある「設定(歯車アイコン)」をタップします。
- 「設定」から「Agent i」をタップします。
- 「Agent i」内にある「情報利用に関するポリシーへの同意」を確認します。
緑色(ON)の状態になっている場合はタップし、灰色(OFF)の状態にします。
これにより、トークルームのAgent iによる、LINE上でのコミュニケーションに関する情報の利用を停止できます。 - 「トークルームのAgent iの表示設定」では、Agent iを30日間表示する設定などを確認できます。
Agent iによる情報利用の設定をOFFにしておくことで、表示設定とは別に、情報利用についての設定を管理できます。


- LINE下部の「ホーム」をタップします。
- 画面上部の「設定(歯車アイコン)」をタップします。
- 「設定」から「プライバシー管理」をタップします。
- 「プライバシー管理」から「情報の提供」をタップします。
- 「コミュニケーション関連情報」が緑色(ON)の場合は、タップして灰色(OFF)にします。
- 「LINE公式アカウントAI機能での情報利用」が緑色(ON)の場合は、タップして灰色(OFF)にします。
- 最後に必要に応じて「情報の削除」から、これまでに提供された情報の削除を行います。
設定を変更すると、一部のAI機能が利用できなくなる場合があります。
AI機能を再び利用したくなった場合は、設定を確認して必要な項目をONに戻すことで利用できます。
予期せぬ課金や高額請求を防ぐため、スマートフォンに登録されているサブスクリプションを定期的に確認しましょう。
iPhoneの場合

iPhoneでは、「設定」からApple Accountの「サブスクリプション」を確認します。
現在契約中のサービスや、無料体験中のサービスがないかチェックしましょう。
Androidの場合
AndroidではGoogle Playストアの「お支払いと定期購入」から契約中のサブスクリプションを確認できます。
無料体験に申し込んだ場合は、無料期間の終了日を確認しておきましょう。
不要なサービスであれば、終了日の1~2日前を目安にカレンダーなどへリマインダーを設定しておくと安心です。
不要になったアプリを削除するときは、先にサブスクリプションの契約状況を確認しましょう。
「アプリを削除=契約解除」ではありません。
必要に応じてAppleやGoogleなどの管理画面から解約手続きを行ってから、アプリを削除するようにしましょう。
LINEのAIサービスは、普段使っているLINEから手軽に利用でき、情報収集や商品比較、予定の整理など、日常生活をより便利にしてくれる便利な機能です。一方で、便利だからこそ、個人情報の取り扱い、サブスクリプションの契約、AIの回答内容には注意が必要です。
特に覚えておきたいポイントは、次の3つです。
- 個人情報・機密情報を入力しない
- サブスクリプションの契約内容と自動更新を確認する
- AIの回答を鵜呑みにせず、重要な情報は公式情報で確認する
AIは「すべて任せるもの」ではなく便利な道具として上手に活用するものと考えることが大切です。基本的な注意点を理解して必要な設定を確認しておけばLINEのAI機能をより安心して活用できます。
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