この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
Adobe製品は前回2022年4月27日の値上げから約2年で大幅値上げとなります。
仕事上どうしてもAdobe製品を使わないといけない場合を除き、大幅値上げに対処する方法はないのかと考えてみました。
Adobe Creative Cloudは主なAdobe製品が使えて、商業利用可能なフォントや写真・イラスト・動画素材が使えるAdobe Stockなど製品内容を考えるとお得に利用でますが、価格がここまで高額になるとフリーランスや個人では負担しきれなくなってきています。
個人版の年間プラン一括払いで比較してみます。
年間プラン一括払い | 旧価格 | 新価格 | 差額 |
---|---|---|---|
コンプリートプラン | 72,336円 | 86,880円 | +14,544円 |
単体プラン※ | 28,776円 | 34,680円 | +5,904円 |
Lightroom 1TB | 12,936円 | 14,080円 | +1,144円 |
フォトプラン 20GB | 12,936円 | 14,080円 | +1,144円 |
フォトプラン 1TB | 26,136円 | 28,480円 | +2,344円 |
InCopy | 6,336円 | 6,780円 | +444円 |
Adobe Substance 3D テクスチャリング | 26,818円 | 29,980円 | +3,162円 |
Adobe Substance 3D Collection | 67,078円 | 74,380円 | +7,302円 |
学生教職員 2年目以降 | 39,336円 | 43,322円 | +3,986 |
Adobe Express | 10,978円 | 11,980円 | +1,002円 |
※単体プランにはPhotoshop・Illustrator・Premiere Pro・After Effects 他などがあります。
また法人向けのプランもほとんどが値上げの対象になります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
個人向けのAdobe Creative Cloudを利用している場合、今回の値上げで年間一括プランでも14,544円の負担増になってしまいます。
デジタルハリウッドAdobeマスター講座に入会すると、社会人でもデジタルハリウッドの学生として、学割価格で1年間Adobe Creative Cloudが39,980円(値上げ前)で購入できます。
※3月5日以降の価格は学生教職員プランに準ずる値上げになると予想されます。
講座には、Adobe Creative Cloudの1年間利用権とAdobe製品の基礎をマスターできる全3ヶ月講座(動画閲覧 1ヶ月+課題作成 2ヶ月)が付いています。
Photoshop・Illustrator・After Effects・Premiere Proなどの動画教材と課題作成は義務ではないので必要に応じておこなうことができます。
ヒューマンアカデミーなどいくつかのスクールでも同様のプランが利用できますが、デジタルハリウッドはオンラインで30分程度で素早く手続きが完了することが魅力です。
また、1年後に再度講座に申し込みすることもできます。
全ての人にお勧めではありませんが、Adobe Creative Cloudで利用できるアプリやサービスは20種類以上ありますが、自分の使用頻度でプランを見直してみては如何でしょうか?
私の場合、一番使用頻度が多いのがPhotoshopになります。Photoshopには単体プランもありますが、フォトプラン 20GBでしたらPhotoshopとLightroomに20GBのクラウドストレージが利用できて年間一括12,936円(値上げ後14,080円)になります。
それ以外の使用頻度が高いIllustratorやPremiere Pro・Acrobat・Brldgeなどは代替えアプリを検討してみようと考えています。
AdobeのPhotoshop・illustrator・InDesignの代替えアプリとして最近注目されているのが、イギリスのSerif(セリフ)社のAffinity Designer 2(Illustratorの代替え)、Affinity Photo 2(Photoshopの代替え)、Affinity Publisher 2(InDesignの代替え)です。
詳しくはこちらをご覧下さい。
Adobe製品を意識しているので、画面や使い勝手もできるだけ違和感なく移行できるように考えられています。
料金プラン | 価格 |
---|---|
Windows版単体プラン | 10,400円 |
Mac版単体プラン | 10,400円 |
iPad版 | 2,700円 |
Affinity V2 ユニバーサルライセンス | 24,000円 |
例えばWindows版のAffinity Designだけなら10,400円の買い切りになります。バージョン3が発売されてバージョンアップするまで追加の料金がかかりません。Windows版やMac版で必要なアプリだけ購入することができます。
iPadの利用者は2,700円でさらにお得です。
また、ユニバーサルライセンスはAffinityシリーズのDesigner・Photo・Publisherの全てのアプリが使えて、Windows・Mac・iPadの全てのデバイスで利用きます。
Affinityシリーズのメリットは買い切りで1ユーザーであれば、何台のデバイスにもインストール可能なことです。
Affinityシリーズのデメリットは2024年2月現在、縦書きに対応していないことです。
しかし、2023年秋に日本人ユーザーの増加を意識して縦書きに対応した開発をするとの宣言がありましたので、近い将来この問題も解決されるでしょう。
Photoshopの代替えとしては無料で使えるGIMP(ギンプ)、Illustratorの代替えとしては無料のInkscape(インクスケープ)などもありますが、少し操作が独自な部分もありますので慣れるまで時間が必要かもしれません。
動画編集について、Premiere Proの対抗アプリとしてDaVinci Resolve(ダビンチリゾブル)があります。プロも使っている動画編集アプリですが、ほとんどの操作は無料版でおこなうことができます。
また、有料版になりますがfilmora(フィモーラ)があります。有料アプリの中では比較的低価格でAI機能や初心者の動画編集にも最適です。
PDFについては、Adobeが本家ですがPDFの閲覧だけであれば無料のAdobe Acrobat Readerでいいでしょう。本格的な編集などをする場合には1万円以上するPDF編集アプリが必要になりますので、類似のPDFアプリから必要な機能があるか確認して購入しましょう。
写真ビューアについて、私は Adobe Bridgeの代替えアプリを検討してみました。
日常使いで便利な無料のXnView MPが簡単で柔軟性も高く使いやすくかったです。近いうちにプレビューで詳しい内容を紹介しますのでご期待下さい。
今までAdobe製品に多くを依存してきましたが、Photoshop以外を他のアプリに代替えしていこうと考えています。
順次導入した代替えアプリは機会があれば詳しく紹介していきます。
市民パソコン教室長野校では、filmora・GIMP・Inkscapeの各講座をZoomのオンラインで受講することができます。。
Filmoraも無料版で講習ができますので、お気軽にお問い合わせください。